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ロボットビジネスレビュー

ロボット業界に転身して、3年目。少しだけ、ロボットビジネスのことがわかってきました。その内容をまとめていくために始めました。羽田卓生(アスラテック株式会社、ロボットパイオニアフォーラム幹事)

ロボットパイオニアフォーラム 008 コミュニケーションロボット大集合のまとめ

ロボットパイオニアフォーラムジャパン | Robot Pioneer Forum is for robot lover and robot business.のRPF 008も今回も大盛況でした。

今回のテーマは、コミュニケーションロボット大集合。

昨今のロボットブームで、まずは立ち上がりを見せているのが、「コミュニケーションロボット」。

そんな「コミュニケーションロボット」を世界から集め、

勢ぞろいさせたのがこの企画。

参加いただいた企業とロボットは以下の通り。14社15ロボットも集合しました。

 

1 AKA / Musio

2 Aldebaran Robotics / Nao

3 CAC / Jibo

4  CAC / Buddy

5  DeAGOSTINI / Robi

6 DMM.make ROBOTS / Palmi

7 MJI / Tapia

8 Sharp / RoBoHoN

9 Vstone / Sota

10 タカラトミー / OHaNAS

11 テレノイド計画 / テレノイド

12 ユカイ工学 / Bocco

13 ユニロボット / unibo

14 ロボットゆうえんち / ナビゲーションロボット

15 ココロSB / Pepper

 

お馴染みのPepperから、今回初お披露目のロボット。アメリカや、フランスの新型コミュニケーションロボットに関するプレゼンもありました。

 

f:id:hadataku:20160424104210j:image

これだけのロボットが揃うと本当に壮観!

 

しかし、各社とも戦略、製品の考え方がそれぞれ。

雑多ではありますが、どこにポイントがあるのかを列挙します。

 

 1 販売モデル

消費者(Consumer)向けか、法人(Business)向けの2種に大局されます。

Cだけなのが、

5  DeAGOSTINI / Robi、

8 Sharp / RoBoHoN

10 タカラトミー / OHaNAS

この中では、Robiが完成品でなく、週刊誌の付録という形態で、

ユーザーが組み立てるというスタイルなのが特殊。

 

Bだけなのが、

14 ロボットゆうえんち / ナビゲーションロボット

これは法人運用が前提とされたコミュニケーションロボット。

今回は登壇はなかったが、ココロのアクトロイドなども同じパタン。

 

それ以外は、Cより、Bよりのばらつきはあるが、

両方模索しているケースとなる。

 

2サイズ

等身大(120センチ以上)か、それ以下かで分けれる。

等身大なのは、

14 ロボットゆうえんち / ナビゲーションロボット

15 ココロSB / Pepper

の2種。

その次に、

2 Aldebaran Robotics / Nao

が約60センチと中間的サイズ。

それ以外は卓上サイズ。

 

3移動性

ロボット自身が移動できるかどうかの項目。

脚部あり+移動可、脚部なし+移動可、移動不可

と3パタンになる。

 

脚部あり+移動可なのが、

2 Aldebaran Robotics / Nao

5  DeAGOSTINI / Robi

6 DMM.make ROBOTS / Palmi

8 Sharp / RoBoHoN

の4種類。印象としては、人間ぽい感じが強い。

 

脚部なし+移動可は、

4  CAC / Buddy

15 ココロSB / Pepper

の2種。脚部あり+移動可よりもちゃんと移動を意識したゆえに、

タイヤ移動となっているのが特徴。

 

残りは、移動不可で、9種もある。

「コミュニケーション」を主軸においた場合は、

移動するこはマストの要件にならないのだろう。

 

4作業性

手と腕で何かができるかどうかの項目。

2 Aldebaran Robotics / Nao

14 ロボットゆうえんち / ナビゲーションロボット

15 ココロSB / Pepper

この3種だけが、何かを持つことができるロボット。

 

5情報表示

ディスプレイを使って、情報を表示できるかどうか。

情報表示用だけに、ディスプレイなどを持っているのは、

15 ココロSB / Pepper

8 Sharp / RoBoHoN

の2種だけだけ。

ロボホンに関しては、なんとプロジェクター内蔵なのだ。

 

顔がディスプレイで、表現を演出できるのは、

1 AKA / Musio

3 CAC / Jibo

4  CAC / Buddy

7 MJI / Tapia

10 タカラトミー / OHaNAS

13 ユニロボット / unibo

の6種。

ディスプレイなどは使ってないが、顔部をLEDなどで、

演出できるのがほとんど。

まったくそういう仕掛けがないのは、

11 テレノイド計画 / テレノイド

だけだ。

やはり、コミュニケーションと顔部。とくに目のあたりの演出は重要となる。

 

6通信機能

この15種のなかで、唯一ネット接続ができず、

スタンドアローンで使うのが、

5  DeAGOSTINI / Robi

ここには強い作り手のこだわりを感じられる。

 

他は、ネットに接続は何らかな方法で可能となっている。

この時点で確認できているものだけだが、

他に通信機器をつかわずに、単独で通信できるロボット、

ようは3G/4G回線を使うことができるのは、

1 AKA / Musio

7 MJI / Tapia

8 Sharp / RoBoHoN

の3種。

RoBoHoNは何せ電話なので当然使える。

 

あまねく、ユーザーを拾いにいく商品で、

通信機能が必要な場合などは、

SIMスロット搭載が必要になってくるのであろうな。

 

7コミュニケーションの用途

さて、この項目で悩みました。

コミュニケーションって、とてつもなく広い意味の言葉。

 「コミュニケーション」という語は多種多様な用いられ方をしている。

ウィキペディアによると、

「コミュニケーション」という語は多種多様な用いられ方をしている。

辞典類ではまず、人間の間で行われる知覚・感情・思考の伝達[1][3]、などといった簡素な定義文が掲載されている。

ただし、上記のような定義文では不十分で、一般に「コミュニケーション」というのは、情報の伝達だけが起きれば充分に成立したとは見なされておらず、人間と人間の間で、《意志の疎通》が行われたり、《気持ちの通い合い》が行われたり、《互いに理解し合う》ことが起きて、はじめてコミュニケーションが成立した、とされている、といった説明を補っているものもある [4]

学術的には、一般的な用法から離れて、広義に用いることがあり、記号などの何らかの因子の移動を伴う、ある分けられる事象間の相互作用の過程をコミュニケーションと呼ぶことがある。

となっている。

今回のロボットの中で、

明確にその役割を定義していたのは、

1 AKA / Musio

の英語学習のためのコミュニケーションだけであろうか。

Musioは、そこがスタートではあるが、広範囲のコミュニケーションを目指しているようにも思える。

 

誰のための、何のための、どういうコミュニケーションか?

この部分に関しては、もう少し考察が必要なので、

次回にしたい。

また、言語系のコミュニケーションのキーである、

音声認識

音声合成

などがどこのエンジンを使っているかや、

使われているOS、CPU、アクチュエーターの分類なども追ってやっていきたい。